自己紹介

自己紹介池上 健一(いけがみ けんいち)のこと

なぜ須坂市に来たの?

 私は、長野県最北端の市である飯山市の出身です。高校卒業まで飯山市で生活をしました。須坂市の出身ではありませんが、平成18年(2006年)須坂市役所への入庁を機に須坂市民となりました。須坂市に居住を開始し、今年で21年目となります。
 正直に言えば、須坂市との接点は極めて偶然であったと思います。
 私が大学生で就職活動をしていた当時は多くの自治体が採用を抑制していました。出身の飯山市は採用枠がゼロで、出身市への採用は叶いませんでした。
 国家公務員や県職員、警察官、民間企業など様々な方面への就職活動を行いましたが、最終的に居住環境や市の雰囲気を直感的に気に入り、採用いただいた須坂市役所にお世話になることにしました。偶然という形ではありましたが、今では本当にその時にこの地を選んでよかったと思っています。


どんな学生時代を過ごしたの?

 大学は地元の信州大学(経済学部経済システム法学科)に進学し、法学や経済学を中心に行政学や地方自治関係についても広く学びました。自治行政関係のゼミに所属し、地域活性化や住民主体のNPО法人設立などの現場に入りながら、活きた自治活動を学びました。
 サークルは4年間ずっと、全学の混声合唱団と男声合唱団(グリークラブ)に所属し、各学部が入り混じった100名以上の仲間とコーラスを楽しみました。


市役所での経験と仕事のあゆみ

 入庁当初は教育委員会子ども課で児童青少年の健全育成にかかる業務、その後、福祉事 務所で生活保護のケースワーカーとして福祉現場の実務に。その後、総務課にて人事給与や職員研修に関する業務や、政策推進課で行政計画の策定や地方創生関連事務、ふるさと納税業務などの各種企画業務に従事しました。退職前の1年間は文化スポーツ課で伝統的建造物の保存活用や制度推進に関する業務を担わせていただきました。


仕事の内容で特に印象に残っていることは?

  1. 子ども課
  2.  仕事の基本を学ばせていただいた職場でした。2年間という短い期間でしたが、本当に親切な先輩に厳しくも優しいご指導をいただきました。今の私の全ての土台になっています。子どもたちと過ごした姉妹都市交流、育成会や育成委員といった各種団体の皆様との接点が印象に残っています。


  3. 福祉課
  4.  市民の方の生活にダイレクトに関わる職場。多様な困りごとや日々発生するトラブルなども含め、机上の空論だけではない現場の難しさと、困った方の力になれる喜びを肌で感じ、私という人間を大きく成長させてくれました。


  5. 総務課
  6.  職員の給料や研修の企画・実施、人事管理など事務的な業務が多い職場でした。目立たないけれど、市役所で働く多くの職員の皆さんをサポートする役割として重要な業務を数多く担当させていただきました。行政改革に関係する業務も経験させていただき、行政内部の課題や改善点、チャレンジするマインドの重要性について改めて認識させていただきました。


  7. 政策推進課
  8. 10年に1度の市総合計画策定、地方創生関連交付金の事業立案、ふるさと納税事業の企画推進など、市の中枢的な重要業務を多く経験させていただきました。ふるさと納税事業に関しては、私の退職のきっかけともなったものでした。


  9. 文化スポーツ課
  10.  市が国から指定を受けた重要伝統的建造物群保存地区の保存活用にかかる業務を担わせていただき、まちづくりや建物保存活用という、これまで関わったことのない業務から新しい視点を得ることができました。


大きな問題となった「ふるさと納税事業」での成果と失敗

 私は同事業を7年間担当させていただきました。担当当初の1年目は1億円程度の寄附金額でしたが、民間企業との連携や創意工夫による運営で47億円まで増やすことができました。寄附を通じて、全国多くの方に須坂市を知っていただく機会にもつながり、返礼品を通じた生産者の売上向上にもつながりました。7年間での寄附額総額は約175億円であり、1年間の市の市税収入が約65億円であることからしても、非常に多くの額の寄附を獲得でき、県内でも1位の実績となっておりました。
 一方で、拡大する業務に適応した事務運営体制が十分に構築できず、返礼品事業者の産地偽装への適切な対応が遅れ、国からふるさと納税の指定取消を受けるなど、市民の皆様や生産者の皆様にご迷惑をおかけする形となってしまいました。
 この件に関しては、皆さまへの説明責任があると考えており、このことを伏せたままこれからの活動を進めるのではなく、全てをオープンにして、その上で皆さまのご理解を得て活動を進めていかなければならないと考えています。
 このことについては、「note」(ブログ形式)でも書いていますので、ぜひお読みください。
 


市役所退職の理由と今後の活動について

 将来の須坂市を持続可能なものとするため、もっと大きな視点から課題を捉え、行動していく必要があります。その変化のための行動を起こすことは市役所の職員では難しいからです。
 市民の皆さまが望む姿を具体的な政策につなげ、行動に移していくこと。そんな活動を行っていきたいと思います。
 これは最も行政の根幹的な活動ですが、そのためには正しい課題の把握や解決方法の設定が欠かせません。分野縦割りの行政組織ではなく、もっと大所高所から広い視点で行政を見ていく必要があります。そのような視点からのチェック機能が十分備わっていることが、今後のまちの将来を守っていくため必須であると思っています。

 詳細は「取組む活動」に書いていますので、ぜひお読みいただければ幸いです。